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【第3回ブログ】「一歩踏み出せば、世界が変わる。」〜一歩踏み出した人たち〜

みなさん、こんにちは!オーズハンドボール企画株式会社の大城です。

前回のブログでは、私自身が大切にしている言葉、「一歩踏み出せば、世界が変わる。」についてお話させていただきました。

今回はその続きとして、この言葉を実際に体現してくれている、ある学生たちのエピソードをご紹介したいと思います。


■立教大学での日々の中で

2024年4月から、ご縁あって立教大学体育会男子ハンドボール部で指導をさせていただいています。(本当に、私は周りの多くの方々に支えられて、今こうして活動できているんだと、日々実感しています。)

就任した当初、チームは関東学生リーグの2部に所属していました。それから学生たちが日々努力を重ねてくれたこと、そしてサポートしてくださっている関係者の皆さまのおかげで、今では1部リーグで戦うチームになりました。

とはいえ、現在行われている秋季リーグ戦では、まだまだ思うような結果にはつながっていません。でも、確実にチームの雰囲気には良い変化が見え始めています。

正直、チームづくりに「これさえやればOK」という特効薬はないと思っています。もし仮にあったとしても、それがチームに根づいて文化になるまでは、やはり時間がかかるものです。

そんな中で嬉しい出来事がありました。


■「一人の勇気」が仲間の背中を押す

ある試合後、一人の選手が私のところに来て、こう言ってくれました。

「大城さん、最近シュートがうまく決まらずに悩んでます。もしチャンスがあるなら、外部の練習にも参加してみたいです。」

正直、その選手がそんな言葉を自分から言ってくるとは思っていなかったので、ちょっと驚きつつも、すごく嬉しく感じました。

「これは、何とかしてあげたいな」と思い、すぐに知り合いの某チームの監督さんへ連絡。たくさんの方のご協力のおかげで、すぐに出稽古の機会が実現しました。

すると、その話を聞いた同級生たちが、「僕たちもぜひ一緒に行きたいです」と声を上げてくれました。

その様子を見て、「これはチーム全体にもいい流れが生まれそうだな」と、静かに嬉しさを感じました。

一人の勇気が、周りの仲間の背中を押す。その連鎖が、チーム全体を少しずつ動かしていく。自分の課題を自覚して、成長したいという想いを持ち、自ら考えて行動する姿勢。指導者として、こうした瞬間に立ち会えることは本当に嬉しいものです。

この出来事は、まさに私が大切にしている「一歩踏み出せば、世界が変わる」という言葉を、学生たちが自分たちの力で体現してくれた、そんな出来事でした。


■私たち指導者にできることは、“きっかけ”をつくること

現場で学生たちと向き合う中で、改めて強く感じているのは、指導者の役割は、「きっかけ」をつくること。これに尽きるのではないかということです。

もちろん、技術や戦術を教えることも大事です。試合で勝利させることも。でもそれ以上に、「自分で考えて動ける力を育むこと」「やってみようと思える環境を整えること」それこそが、選手たちの人生にとって、きっと大きな財産になるのではないでしょうか。

人の成長スピードは、本当にそれぞれです。ただ一つだけ言えるのは、「一歩を踏み出した人から、景色が変わっていく」ということ。

その一歩を、私(オーズ)は後押しできる存在であり続けたいと思っています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次回のブログも、どうぞお楽しみに。

1件のコメント


ついに、始動し始めましたね。最初は小さな波でも、いずれはビックウェーブになることを願っています。

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